【面接は暗記で勝つ!】警察面接「全模範回答集」『第3集』(『300問』完全対応)
『全模範回答集』の第3集(完結編)をお送りします。
第3集では「警察面接『全質問300問』」の、Q248~Q396までの計149問の模範回答集です。
【本編『第3集』の主な内容】
・警察学校
・最近関心を持ったニュース
・【重要】絶対に暗記したい「服務の宣誓」キーフレーズ
・【重要】絶対に暗記したい「地域警察運営規則」キーフレーズ
・身辺調査③(日常生活)
・身辺調査④(健康・身体検査)
・身辺調査⑤(借金)
・身辺調査⑥(家族)
・身辺調査⑦(友人・人間関係)
・身辺調査⑧(異性関係)
・ガクチカ
・仕事・職歴
・趣味
・特技・資格
・ボランティア活動
・語学
・女性警察官
・女性警察行政職員
・逆質問
・最後に言い添えるひと言
【ご案内】
全模範回答集には、他に、第1集と第2集が別にございます。
『全模範回答集 第1集』はこちら
冒頭サンプル(21問分)が無料でご覧になれます。
【第1集の主な内容】
・アイスブレイク(面接試験の導入部質問)
・論作文試験の振り返り質問
・集団討論の振り返り質問
・志望動機
・【超重要】絶対に暗記すべき「警察法第2条」
・志望部署
・理想の警察官像/理想の警察行政職員像
・警察の仕事/職場環境
・当県警察の課題/それをどのように解決していきたいか
・併願
『全模範回答集 第2集』はこちら
冒頭サンプル(3問分)が無料でご覧になれます。
第2集の主な内容
・警察の倫理観
・【超重要】絶対に暗記すべき「職務倫理の基本」
・身辺調査(交通事故歴・交通違反歴)
・身辺調査(犯歴・補導歴)
・仕事の進め方/取り組み方
・自己PR・長所/短所/性格
・警察に必要な資質とは
・ストレス耐性
・部活/チームワーク経験
・職歴
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それでは、さっそく第3集の解説に入ります。
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【§24 警察学校】
(Q248-Q262)
Q248 警察学校の訓練は厳しいですが、大丈夫ですか
A248(短答①)大丈夫です。体力・精神力ともに自信があります。十分ついていけると思います。
(短答②)大丈夫です。警察学校の厳しい訓練を経て、一人前の警察官になれると思っています。覚悟はできています。
(説明)教官の指示を良く守り、自ら積極的に学び、仲間と協力していけば、厳しい訓練も乗り越えられると思っています。
また、体力では絶対に負けないよう、毎日10km走ったり、トレーニングなどをしています。
【以下、警察学校の厳しさについて】
Q249 警察学校は、毎日6時起床です。それがずっと続きます。あなたは大丈夫ですか
A249(短答)朝は強い方ですので、早起きは全く気になりません。大丈夫です。
(説明)私は、普段から早寝早起きをするようにしています。朝日を浴びるととても気持ちが良く、気持ちの良い1日をスタートできるよう、毎朝早起きをしています。
いまは、学校(仕事)に行く前の朝の時間を有効活用して、受験勉強に充てていました。朝は、集中力が一番高まる時間だと感じています。
≪コラム○≫警察学校の朝は早い~合格が決まったら早起き習慣をつけよう
警察学校は起床時間が早いです。
都道府県警察によって若干時間が異なりますが、起床時間はおおむね「午前6時」
ただし、実際には、それが本当の起床時間ではありません。その30分前の午前5時半には起床をしていなければなりません。
「起床時間が午前6時」というのは、実は、当直教官に日朝点呼を受けるために、校庭で整列を完了している時間、のことを指します。
少なくとも5分前には、つまり、午前5時55分には、整列が完了していなければなりません。
それに、集合場所に行く前に、必ず寮室清掃もそれまでに終えていなければなりません。
ですので、実際のところ、起床時間は少なくとも毎朝5時半ころと思っておいてください。
都道府県警によっては、寮生が午前5時には起きている警察学校もあります。
合格が決まったら、早い時期から、早寝早起きに慣れておかないと、後が怖いことになります。最悪、警察学校退校(=辞職)になりかねません。
早寝早起きに慣れるのもお給料のうち、警察官になるために必要なこと、と思っておいてください。
≪コラム〇≫めちゃめちゃ緊張!「寮室点検」
学生が、日朝点呼や朝のランニングをしている時間中に、別の当直教官が、抜き打ちで、寮室検査をすることがあります。
この寮室点検が、なかなか厄介なのです。
寮室が整理整頓されていないと、担任教官からかなり強く叱責を受けます。場合によっては、始末書になります。
始末書が累積すると、強制退校(辞職)させられることもあります。
【警察学校の朝のルーチン】
ここで、警察学校の毎朝のルーチンを確認しておきます。
①5時半に起床
↓
②統一ジャージに着替えて洗面
↓
③寮室の整理整頓
↓
④午前5時50分には寮室を出て
↓
⑤5時55分には整列を完了
↓
⑥午前6時から日朝点呼
↓
⑦点検終了後、朝のランニング
⑧点呼・ランニング中に、別の当直教官に寮室点検を受ける
↓
⑨寮室が整理整頓されていないと、ランニング後、教官室に呼び出し
↓
⑩ランニング終了後、食事当番は食堂へ行き、朝食の準備
↓
⑪教場当番は、担当教官に、日程や準備物など、指示を聞きに行く
毎日、このような流れになります。
食事当番や、教場当番は、学生番号順や名前順に、数名ずつペアで、ローテーションしていきます。
この生活は、朝が弱い人や、これまで朝にルーズだった人には、なかなか大変です。特に、入校した当初は、環境が激変するので、心身ともに面食らってしまいます。あらかじめ、覚悟しておきましょう。
また、繰り返しになりますが、合格が決まったら、なるべく早く、早寝早起きの練習を始めてください。
あなた自身を守るためです。
Q250 警察学校は何を学ぶところだと思いますか
A250(短答)県民を守るための知識と技能を学び、警察官としてのより高い倫理観や規律を身に着ける場所だと思います。
(説明)警察法には、「個人の生命・身体・財産の保護」が警察の責務と明記されています(「警察法2条」は絶対に暗記です!第1集Q18解説を再度熟読!)。警察の活動は、市民の命に直結します。市民の命をお預かりする法律のプロとして、法律の知識や実務の技能を学びます。
また、一人前の警察官になるための、精神の修練の場でもあります。教官からご指導いただくことを愚直に守り、警察官として守るべき規律と高い倫理観を学ぶところだと認識しています。
≪コラム○最初の1か月で辞職する理由「トップ2」≫
せっかく、難関の警察官採用試験に合格したのに、例年、警察学校に入って1か月足らずで辞めていく人がたくさんいます。
都道府県警によって異なりますが、毎年5~15%の学生が、自ら辞職して警察を去っていきます。
最初の1か月で辞職してしまう理由には、大きく次の2種類あります。
①「聞いていなかった」
②「こんなはずじゃなかった」
です。
①「聞いていなかった」
私が初任科生の時、同期の女警が「6時に起きるなんて聞いてなかった」「6時起床では化粧ができない」と言って、入校1週目で辞職しました。後で聞いた話ですが、その辞めた同期生は、再び就職活動を始め、飲食店に転職したということでした。
「6時起床」「化粧をしている時間がない」といったことを事前に聞いていたら、もしかすると、彼女はそもそも警察を受験しなかったかもしれません。
「聞いていなかった」は他にもあります。
「4人部屋なんて聞いていなかった」
「スマホを没収されるなんて聞いていなかった(入校当初の期間)」
「週末も自宅に帰れないなんて聞いていなかった(入校当初の期間)」
「車を運転してはいけないなんて聞いていなかった(入校当初の期間)」
「先輩と相部屋なんて聞いていなかった(大規模県警のみ)」
などです。
確かに、パンフレットや採用案内にも、ここまで詳しくは書いてありません。説明会やインターンでも教えてくれません。
唯一、警試塾の個別講座を受講されれば、私が直接、詳しく教えてさしあげられますが、ふつうは、教えてくれる人なんていない、という人がほとんどでしょう。
②「こんなはずじゃなかった」
多くの人は、警察学校入校初日に、天地がひっくり返るような、とんでもない体験をします。入校初日に、警察学校の正門を入った直後から、生活が一転、激変します。
「こんなはずじゃなかった」と思う第1位は、教官の理不尽な厳しさ、です。
異常なまでに叱られます。叱られまくります。
「なんだ、その挨拶は。やり直し」
「なんだ、その髪型は。その髪型で、ここに何をしに来たんだ」
「さっさと歩け」
「なんだ、この布団の畳み方は。始末書を書け」
…すべてが、こんな感じです。これが、大卒で半年、高卒で10か月続きます。
規則は細かく、いつも共同生活で、プライバシーも何もあったものではありません。
これまで、ご両親に大切に育てられてきた人ほど、このギャップに苦しみます。
本当は、同期に相談したいのですが、同期の友人もまた、自分のことでいっぱいいっぱいで、相談できる余裕はなさそうです。
その結果、一人で孤独に辞職を決め、静かに警察学校を去っていくことになります。
【アドバイス】最初の1か月をなんとか耐えろ!その後は何とかなる!
最初の1か月間が、特につらいと思います。
ここで辞めてしまっては、もったいなさすぎです。
なぜ、教官が厳しいのか、考えてみましょう。
教官は、厳しいです。時に、理不尽だ、と感じることもあると思います。
しかし、あなたが一人前の警察官になって社会に出たら、世の中はもっと理不尽だと気が付きます。世の中には、リアル・モンスターのような人が、うようよいます。
あなたは、後できっと思うと思います。
「警察学校の方が楽だった」
「警察学校で厳しく指導されて良かった」と。
警察学校に入って1か月。
つらい時には、そのように思う余裕はないと思いますが、警察官なら、私も含めて全員が、このツライ警察学校を経験してきたのです。
「最初の1か月間」…我慢のしどころです!
「最初の1か月」…頑張りどころです!
「最初の1か月」…もがいてもがいて、もがき続けてください!
「最初の1か月」…絶対に乗り切ってください!
警察学校に入って、1ヵ月を耐えられたら、ぜひ私に連絡してきてください。
心からお祝いをさせていただきます^^
心から褒めてさしあげたいです。
1か月無事に耐えられたら、「あれ?」「こんなもんだったんだ」「もう、ふつうに耐えれてるやん」と、ギャップに苦しんでいた1か月前が、ウソのように思えるようになっていると思います。
「最初の1か月間は特につらい」…くれぐれもお忘れなく。ここは「聞いていなかった」はなしですよ。
Q251 「知識と技能」とは、具体的にどのようなことを学ぶと思いますか
A251(短答)①法律や実務の知識、②逮捕や職務質問の技能、③教練の授業や武道による精神の鍛練を学ぶと思います。
(説明)①法律の授業では、刑法や刑訴法、警察官職務執行法といった、警察官の職務執行に直結する法律の条文や判例を学びます。理論武装で、悪と戦い、市民を守ります。
また、地域警察や刑事警察、生活安全警察や交通警察など、警察の実務の実際について学びます。
②現場での対応訓練も、繰り返し行うと聞いています。
現場での逮捕や捜索差押、職務質問や受傷事故防止訓練などを行い、実際の現場に即した訓練を繰り返し、練度・習熟を高めます。
③心と体の鍛錬も行います。
教練の授業では、通常点検や行進、部隊訓練などを行います。また、剣道や柔道といった武道の授業で、心と体の鍛錬をします。
すべて、警察官として一人前になるために必要な授業だと思っています。
Q252 なぜ、警察学校では「規律」を重視すると思いますか
A252(短答)警察が市民の「生命・身体・財産」をお預かりする尊い仕事だからだと思います。
(説明)私が考える規律とは、組織の指示や上司の命令に忠実に従い、仲間と相互の連帯を強めることです。
個人プレーや独断で規律を乱し判断を誤っては、警察官自らが、大阪や府民の暮らしに重大な危害を及ぼしかねません。
『職務倫理の基本』にも「規律を厳正に保持し、相互の連帯を強めること」とあります。一人一人が規律を厳粛に守り、相互連帯と組織力で、○○県と市民を守ることができると考えています。
だから、警察学校では、何より規律を尊び、身体で学ぶのだと思います。
Q253 学校の教官は厳しいです。大丈夫ですか
A253(短答)大丈夫です。教官は心を鬼にしてご指導に当たっておられているとお聞きしています。教官を信じて、ついていきます。
(説明)知り合いの警察官(警試塾の私!^^)に警察学校についてお聞きしたところ、
「警察学校の教官は厳しいが、愛ある厳しさだ」
「一人前の警察官になるために、真剣に接し、心を鬼にして叱ってくれている」
と話されていました。その方は、
「警察は市民の命を預かる仕事」
「学校より10倍厳しい現場で、市民と自分を守るための練習期間」
とも言っておられました。
あとは、私の気持ちの問題だと思っています。
「必ず一人前の警察官になって、活躍する」という思いがありますので、その気持ちを強く持って、厳しいご指導も愛あるご指導と理解して、必死で食らいついていく覚悟です。
≪コラム○≫教官は全員厳しい?→(答え)時期と人による
警察学校の教官は、厳しいです。全国、どの都道府県警察の警察学校でも、教官は厳しいものと相場で決まっています。
でも、厳しいのには、しっかりとした理由があります。
それは、あなたが、一人前の警察官になったとき、どんな現場でも立派に責務を果たせるように育ってもらいたいからです。
では、教官は、いつもいつも厳しいかと言えば、そうでもありません。教官も人間です。
実は、怒るのにも、なかなかエネルギーが必要です。怒りキャラでもないし、怒りたい訳でもないんだけど、職命なので、あえて厳しく接しているだけ、という教官も多いものです。
①教官が厳しい時期
「教官が厳しい時期」というのがあります。
4月です。
警察学校に入って初っ端が一番厳しいです。少なくとも、一番厳しいように感じますね。
6月7月になると、こちらも目が肥えてきて、教官の厳しさに慣れてきて、厳しく感じなくなるから不思議です。
卒業が近づくと、かなり緩くなります。中には、友達のように接してくる教官もいます。
②厳しさは人による
もともと、厳しい教官とそうでもない教官がいます。
どの都道府県警でも、どの年度でも、厳しい教官もいれば、そうでもない普通の教官が必ずいます。
傾向としては、教練系の教官は厳しく、刑事・生活安全系の教官は比較的優しい印象です。
刑事教官には、たくさんの被疑者取調べを経験している人が多く、「人情系」が多いです。
では、教官が「厳しい」とは、どこが厳しいのでしょうか?厳しいと感じるポイントはどこにあるのでしょうか?
●教官別「厳しさの差」①叱り方
もともと、性格的に厳しい人・細かい人がいます。
細かい教官は、やたらと叱ります。本当に細かい人がいます。
・挨拶がなってない
・敬礼が不十分
・寮室が汚い
・布団の縁が揃っていない
・日誌に誤字がある。書き直し
・髪が長い
・靴が汚れている
・ズボンにアイロンが入っていない
・浴槽の清掃、やり直し
「なんで、そんなところまで、気が付くんだよ」と思います。
一方で、もともと教官向きでない、人情派の教官は、そもそもそんな細かいところまで気が付きません。気が付かないので、叱ってきません。
叱るのが、教官の仕事ですので、表面上叱っていますが、内心では、仕方がなく叱っていると思います。そういう人は、そのうち自然と、叱らなくなってきます。
学生からすると、教官がどちらタイプか分からないです。特に4月の入校当初は。
卒業間近になるとようやく分かってきます。教官も慣れてきて、「本音」が出てきやすい時期です。
●教官で差が出る厳しさポイント②ランニング
次に、日朝・日夕点呼後のランニングの「距離」です。
厳しい教官は、朝から死ぬほど走らせます。
「いったい、いつまで走らせるんだよ」
「いったい、どこまで走らせるんだよ」
…と内心ゲッソリしながら…それでも学生は、大声で掛け声を出して走り続けるのですが。
●教官で差が出る厳しさポイント③学生との距離感
学生との距離感も、教官によって異なります。
特に、当直教官として宿直時間に入ると、「本性」が出たりします。
教場当番や学生を、教官の宿舎に招いて、話を聞かせてくれる教官もいれば、学生とは一線を画して(壁を作って)、距離を取ってくる教官もいます。
教官宿舎で、遅くまで教官と話をした日のことは、話の内容以上に、教官の温かい人柄に触れられたことが嬉しく、長く記憶に残ったりします。
●教官で差が出る厳しさポイント④指示の細かさ
指示の細かさにも差があります。
言われたことを言われたようにしないと「激怒」する教官もいれば、「次は気をつけるように」と「執行猶予」をくれる教官もいます。
担任教官が、細かくて厳しい人だと、学生の苦労もひとしおです。担任教官だけは、運なので、諦めるしかないですね。
Q254 これまで、集団生活を経験したことがありますか
A254
【①集団生活経験あり:部活動経験】
(短答①)あります。中学生から高校生まで○年間、○○部に所属していました。
(説明①)○○部では、年間合計2週間の合宿がありました。仲間と寝食を共にする経験をしました。特に合宿では、プライベートが制限される中、我慢をすることや協力すること、その中でも自分のスキルアップのために努力する、という経験をしました。
【②集団生活経験あり:サークル経験】
(短答②)あります。リーダーとしても、メンバーとしても、集団生活の経験があります。
(説明②)学生の時、○○というサークルで活動しました。サークルでは、ユニット・リーダーを任されていました。コンテスト直前には、2週間ほど集中練習を行っていました。深夜遅くまで練習に打ち込み、チームみんなで協力して、1つの目標に向かい最後までやり遂げる経験をしてきました
【③集団生活経験なし】
(短答③)部活動のような集団生活の経験はありません。しかし、仲間と協力していろいろなことにチャレンジしてきた経験はあります。
(説明③)例えば、私は仕事(アルバイト)を、○年間続けています。職場では常にチームのメンバーと協力して活動してきました。困難なことが起こっても、チーム内ではいつもコミュニケーションを心掛け、チームの雰囲気づくりを大切にして、最後までやり遂げてきました。
そういう意味で、仲間との集団経験はあると思っています。
Q255 警察学校では、相部屋で集団生活になります。1人になれる時間がありません。あなたは大丈夫ですか
A255(短答)お聞きしています。覚悟はできています。
(説明)長期間、相部屋という経験はありませんが、共同生活は、警察官が職務を執行するうえで必要なことだと理解しています。
どんな人ともお付き合いができる自信がありますので、大丈夫だと思いますし、必ず最後までやり遂げます。
Q256 なぜ大丈夫と言えるのですか。その理由を教えてください
A256(短答)これまで、体力や精神力、チームワークや行動力を大切にしてきました。特に、根性だけは絶対に負けません。だから大丈夫だと思っています。
(説明)体力は、部活動で鍛えました。体力は、良い時も悪い時も、毎日続けることが大切です。警察学校に入っても、体力は負けません。
精神力は、大学時代に学びました。決めたことを3年以上続けています。良い時も悪い時も、地道にコツコツと、毎日小さいことを積み重ねました。その結果、精神力と根性が身につきました。
チームワークは、サークル活動で鍛えました。長くひとつの組織に所属することで、いろいろな人と出会いがあり、ともに協力し、ともに高め合う経験をしてきました。
行動力は、父から学びました。私の父は、行動力の人です。行動力は、積極性や改善力、リーダーシップに繋がります。警察学校でも、持ち前の行動力で頑張りたいです。
≪コラム≫知っているようで知らない!警察学校が一般の学校と違うところ
知っているようで、知らないのが警察学校です。厳しい…長い…我慢するところ…そんなイメージが先行していないでしょうか。
ここで、いったん冷静に、警察学校を客観的に見てみましょう。
①警察学校は職業訓練学校
警察学校は、警察官養成に特化した職業訓練学校です。
当たり前ですが、警察官になるためのカリキュラムしかありません。警察官に必要のない授業は「一切」ありません。
授業も、実技も、訓練も…朝から晩まで、何から何まで、警察一色です。良い意味でも悪い意味でも、警察バカの大量養成所です。
②働きながらお給料がもらえる
高校や大学は、こちらが授業料を払って通いますが、警察学校は仕事の一環ですので、お給料をもらいながら学校生活を送ります。
大卒なら初任給で22~25万円、高卒なら初任給で20万円弱もらえます。
このお給料はすべて市民から頂く税金です。
あなたが警察学校で頂くお給料は、「早く一人前の警察官に育ってくれよ」「将来、かならず地元の治安維持のために活躍してくれよ」と、市民からあなたへの期待料・先行投資です。
警察学校では、
・座学で、法律や実務の勉強をして、頭が良くなり
・武道や体育で、体を鍛えられて
・社会常識も教えてもらえて
お給料がもらえるのですから、考え方によっては、人生の「ボーナスタイム」とも言えると思います。
学んだ知識や体力は、それだけで財産になりますから。
③警察学校の授業内容とは
警察学校で学ぶことを大きく分けると、次の7つになります。
・職務倫理(職務倫理の基本、ハラスメント対策)
・法学(刑法、刑事訴訟法、憲法)
・実務①(地域警察、警察法、警察官職務執行法)
・実務②(生活安全、刑事、交通、警備の基本)
・実地訓練(職務質問、現行犯逮捕、緊急逮捕、捜索差押、現場鑑識、司法書類の作成、立番など)
・教練(典礼、行進、部隊訓練)
・術科訓練(剣道、柔道、逮捕術、けん銃操法)
・資格取得(無線、鑑識初級、救急法)
その他にも、華道や茶道、マナー講習やビジネスエチケット講習、メンタルヘルス講座などがあったり、都道府県警ごとにオリジナルな授業もあったりします。
ざっくり言うと、
・授業で知力を
・教練や武道で体力と精神力を
・実務で執行力を
・集団生活でチームワークを
それぞれ学ぶイメージになります。
【警察学校をのぞいて見よう】
>>警視庁HP「警視庁警察学校」へ
>>大阪府警HP「大阪府警警察学校」へ
Q257 仲間意識を醸成させるにはどのようにすればよいと思いますか
A257(短答)2つあります。同じ目標を共有すること、そして、同じ目標のために助け合い・支え合いの気持ちを持つことです。
(説明)警察学校は、心身ともに大変なところだと聞いています。
しかし、同期生の仲間とは「一人前の警察官になる」「警察官として活躍する」という同じ目標を持って助け合えると思っています。
自分の我を張らず、素直に仲間を受け入れ、仲間と助け合って頑張っていきたいです。
そうすれば、苦しいことも辛いことも耐えることができると思いますし、乗り越えるからこそ成長できると思います。
≪コラム≫「警察行政職員」は警察学校に入校するの?授業内容は?厳しさは?
実は、警察行政職員も警察学校に入校します。
期間は、2週間くらいです(各都道府県警察により4週間ほど入校することも)。
警察官のように長期間(大卒は6か月、高卒は10か月)入校することはありません。
でも、2~4週間といっても、結構長いですよね。
もし警察行政職員受験生の方で「警察行政だから警察学校は関係ない」と思っていらっしゃる方がいたら、ここで認識を改めてください。
予想に反して、思いがけず入校することになると、ショックを受けたり、気持ち的に足元をすくわれてしまうかもしれませんので。
【警察行政職員のカリキュラム】
授業内容は、座学が中心になります。
・警察行政職員としての倫理観教養(職務倫理の基本)
・憲法、地方自治法、警察法などの基礎法学
・警察行政の実務
などがあります。
柔道・剣道・逮捕術など体力系の授業はありません。
【警察行政職員も入校中はランニングあり】
警察行政で盲点になるのが、「朝夕の点呼」と「ランニング」です。
点呼とランニングは、警察官と一緒に行います。
2~4週間の入校期間中は、すべて、警察官と同じ動きをしていただきます。
一緒に、5時半に起床
一緒に、日朝点呼
一緒に、国旗掲揚
一緒に、国歌斉唱
一緒に、朝のランニング
一緒に、朝食
一緒に、教場当番
一緒に、授業
一緒に、日夕点呼
一緒に、夕方ランニング
一緒に、国旗降納
一緒に、夕食
一緒に、23時に就寝
をします。
警察行政職員の人は、朝夕のランニングが大変だと思います。
警察行政だからといった手加減はありません。毎日5km~10kmのランニングはしますので、心づもりはしておいてください。
警察行政職員の人も、警察学校の1か月弱の間に、警察が嫌にならないよう、少なくとも、気持ちの覚悟と、10kmは走れる体力づくりをしておくべきです。
警察行政試験に合格したら、入校日までに、体力錬成にも努めていてくださいね。
Q258 警察学校でやってはいけないことは何だと思いますか
A258(短答①)仲間を裏切る行為をすることです。
(説明①)警察学校は、規律とチームワークを学ぶところです。仲間の悪口を言わない、仲間外れにしないで助け合う、声を掛け合って励まし合う、そういった精神を持っていたいです。
助け合いや支え合いは、社会生活の基盤であり、市民応接の基本でもあると思っています。自分自身も仲間から信頼され、困った時にも助けてもらえる、そういった良い関係づくりに努めたいと思っています。
(短答②)規律を乱す行為です。
(説明②)規律を守ることは、警察官の、仕事の基本です。
規律とは、学校で守るべきルールを必ず守る、教官の指示には忠実に従う、同じ間違いを繰り返さない、してはいけないことは絶対しない、こういったことです。
『職務倫理の基本』にも「規律を厳正に保持し、相互の連帯を強めること」とあります。市民の「生命・身体・財産」をお預かりしていることを厳粛に考え、規律を守って、組織の一員としてことに当たっていきたいです。
(短答③)犯罪行為を行うことです。
(説明③)当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前にやりたいと思っています。警察学校では、犯罪を起こして辞める人もいるとお聞きしました。言語道断で、あってはならないことです。
≪コラム≫入校中に起こしやすい「犯罪4選」(懲戒免職の厳しい処分のみ)
毎年、どこの都道府県の警察学校でも、初任科生の何人かが、入校中に犯罪を起こして、辞職させられる事案が起こります。
具体的に、どのような犯罪を起こすか、ご紹介します。
○初任科入校中に起こりやすい犯罪①窃盗
一番多いのが、窃盗です。
警察学校では、4人部屋、6人部屋、8人部屋など、相部屋になります。
同期生がいない隙に、机の中などから物を盗んだりします。
盗む物としては、
・現金
・自分がなくした授業の大切な資料
・自分がなくした階級章
・自分がなくした装備品
などです。
○初任科入校中に起こりやすい犯罪②暴行・暴力行為
同期生を殴る者がいたりします。
中でも多いのが、先輩が後輩に暴力を働くことです。
殴るといっても、外から教官が見てわかるような顔は殴りません。背中を殴ったり、腹を殴ったり、唾を吐いたりします。
言語道断ですね。まったく警察官失格です。一発退寮してほしい連中ですし、暴力事件は、警察学校は甘く考えていませんので、安心してください。
○初任科入校中に起こりやすい犯罪③器物損壊
腹いせに、壁を殴って穴を開けたり、机を蹴って壊したり、同室の人の物を壊したりする者がいます。即、退校です。警察官の資質ナシです。
○初任科入校中に起こりやすい犯罪④住居侵入
意外に多いのが、女子寮への侵入です。
一緒に生活している女子のことが気になったり、もともと性的に偏執的な愛着があったりして、女子寮に侵入し、下着を盗んだり、身の回りの物を盗んだりします。
たいがい、誰かに見つかって、一発退校です。
●犯罪起こす者には極めて厳しい処分しかない
警察は、法を守る仕事です。自ら法を犯す者は、警察にはふさわしくありません。
入校中には、いろいろなことが起こるものですが、犯罪だけは、警察学校は決して許しません。一発で退校、つまり、懲戒免職しかありません。
ここでは、警察学校という警察官養成学校でも、犯罪は起こりうるのだ、くらいに思ってくれればいいです。
Q259 警察学校の入校で、あなたが不安を感じていることは何ですか
A259
【不安なし】
(短答①)特に不安は感じておりません。心身ともにやれると思っています。
(説明①)警察学校では、一人前の警察官に育てていただけるだけでなく、人間的にも成長できると聞いています。
学校の教官が厳しいとか、集団生活が大変とお聞きしていますが、自分を高めるチャンスだと思っています。警察学校入校を楽しみにしています。
【不安あり】
(短答②)未知のことが多いので、不安がないことはありませんが、楽しみの方が大きいです。
(説明②)学校の教官が厳しいこと、同期生と共同生活すること、分刻みのスケジュールなど、未知のことが多いので、その点は多少の不安を感じています。
しかし、早く一人前の警察官になりたいですし、根性だけは負けません。
どのような環境にも順応できると思います。必ず最後までやり遂げるつもりです。
※ここではあえて「楽しみの方が大きいです」と強気を装っています。